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Mr.Moonlight

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同郷の浜田省吾、ジャクソン・ブラウン、スプリングスティーン、山下達郎を愛するアメリカン・ポップ・ロック・ファン。ラーメンとお好み焼がソウルフードの60年代生れの永遠のロック少年?です。


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音楽業界を描いた小説”A&R”は必読!

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最近は映画も音楽業界を描いたものが
増えてきた。
結構マニアックな内容になりそう
だがそれだけ業界が歴史を重ねてきた
証だろう。

その種の小説もそんなに多くはないのだが、
以前からタイトルだけ知っていた
”A&R”という小説を見つけて読んだ。

著者はビル・フラナガンという業界の人。
2000年の出版で彼にとって初の小説。

もともと、ロックジャーナリストであり、
VH1のプロデューサーなので業界の事は知りつく
している人である。
(アメリカではロックジャーナリストという
肩書きで充分成り立つ人がいる。)

「ロックの創造者たち」というインタヴュー集が
あって私も持っているがこれの著作も彼である。
この本は翻訳本も出ておりBOSSやジャクソン、
ヴァン・モリソンたちの貴重なビルとの1対1の対話
をたくさん収録してある名著である。

ロックの創造者達

ジャクソンに対して「ファーストアルバムですでに
ザバンドと同じ領域に達している」というビルの
讃辞にジャクソンが謙遜している様がとても印象に
残っている。
同じように思っている人がたくさんいるのだなと。
今、私の持っているその本は何処にあるのだろう。
20年以上前に読んでその後、引っ越しで段ボールに
しまったままかな。
探してもう一回読んでみたい。

話を”A&R”に戻そう。

そのビルが書いた小説は処女作とは
思えない内容、構成力で
上下巻あるのに途中でダレる事がなく、
読み終えるまで全く飽きさせなかった。
もちろん音楽業界に興味がどれくらい
あるかで印象は変わってくるだろう。

当然描かれている事はフィクションであるが
著者がその業界の人なので、実際あった事
がそうとう盛り込まれているだろうと想像する。
それが判るから読んでいて、よりスリリング
なのだろう。

「いい音楽と売れる音楽は違う」という
決して交わる事のない、この言われつくして
きたこの常套句に屈することなく
業界を生きていく様はとても痛々しい。

コレ是非映画化してほしいな。
映画にするにはもっと派手な内容と有名な
役者たちをキャスティング出来ないと
実現しにくいだろうけど。

ロック好きでこれを知らなかった人、
小説はあんまり・・って人に是非読んで
もらいたい小説である。

読み終える頃には気がついたら、
主人公のジムに自分を投影しているに
違いない。



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