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Mr.Moonlight

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同郷の浜田省吾、ジャクソン・ブラウン、スプリングスティーン、山下達郎を愛するアメリカン・ポップ・ロック・ファン。ラーメンとお好み焼がソウルフードの60年代生れの永遠のロック少年?です。


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ビーチ・ボーイズ”スマイル”が今秋、遂にリリース!

Smile.jpg

”スマイル”のリリース予定だった
アルバムのジャケ。
この中にブックレットも封入される
予定だった。
アルバムカヴァーのスリックと
ブックレットは
流出して高値がついている。

ビーチボーイズ(以下BB5)の
不朽の未発アルバム
”スマイル”が今秋、遂に公式
リリースされる。

んん?”スマイル”って数年前に
出たんじゃないの?
って思われるかも知れないが
あれは似て非なるもの。
その音源は67年のものではなく
新たに録られたもの。
ブライアンによる”スマイル”
のリメイクCDであった。

よ~くみたら判るんだけど、
名義がBB5ではなく
あくまでもブライアン・ウィルソンである。
どのみち、”ペットサウンズ”と”
スマイル”は
ブライアン主導の作品なので
似て非なるとはそういうことである。

近年出たブライアン名義の”スマイル”
は本当によく出来ていて往年のファンや
70年代BB5がオンタイム
だった私らも納得の大作であった。
ブライアンフリークのサポート
メンバーに加えてヴァンダイクパークス
も60年代同様、制作に
協力出来たことが良かったと思う。

67年当時”スマイル”が中止された
すぐ後にヴァンダイクは
1stソロ”ソングサイクル”
をリリースした事を思えば”スマイル”
におけるヴァンダイクの仕事が作詞だけ
ではないのは明白である。

今までも”スマイル”は何度か
リリースされるアナウンスは
あったが、いずれもブライアンの
NGで中止されてきた。
以下羅列すると

1.”スマイル”(1967年初頭)
*ジャケは出来ていてラジオCMもあった。
2.”スマイルBOX”(1990年)
3.”スマイルERA"(1995年)

私も95年のリリースニュースを
聞いた時は興奮したものだ。
この時がはっきりいって日本では
旬だったと思う。
レココレの広告にもリリース予定と
告知されたので割と知られているのでは?
90年は知らないな、この頃はあと
追いでBB5聴いて
いて”スマイル”よりまだ通常の
アルバムに集中していた。

あと、”スマイル”音源は断片的には
出てきている。
リマスターCD”
スマイリー・スマイル/ワイルドハニー”
のボーナストラックや93年にリリース
された珠玉のBOX
”グッドヴァイブレーションBOX"
にはかなりの音源が収録された。

BB5のヒストリー映像作品
”アメリカンバンド”には
”スマイル”音源と共にPVらしき
物が収録されており
BB5に興味がある人にとって
この作品は必見である。

しかしながら、”スマイル”が遂に
リリースと騒ぎ立てるのは
コアなファンからすれば少々ナイーヴ
だと言わざるを得ない。
それは80年代中期にアナログブートレグ
が流出してから
今日まで現在もおびただしい数の
レコードやCDがブートで
流通してきているので秘密のベールは
概ね剥がされているからだ。

これらを聴き倒しているマニアは
もはやブライアンより
”スマイル”を把握しているに違いない。
もはや67年当時を思い出しながら
ブライアン自身が編集
出来るとは思えないので関係者や
有識者がプレゼンをして
「ブライアンさまこんなんでどうでっか?」的な
感じなのではと思う。

これらの経緯はリヴィングリジェンド
の名の通り本人のコメントがリリースの
暁には明らかになるだろう。

でも先に言っておきたいのはBB5の
アルバムを聴いてない
タイプの方は”スマイル”なんて
聴かなくていいからね。
資格がないとか言ってるんじゃないよ。
聴くのは自由だからね。

とりあえず、自分が本当にBB5に
シンパシーが持てるか
よく確かめてからがいいと思う。
もし、ブライアンやBB5が
「ただのPOPSじゃん」や
「古臭いサーフィンのレコード」って
印象から(最初はそうでも)
抜け出せないなら、BB5は無理して
聴く必要ない。

私は”ペットサウンズ”は初めて聴いてから
「ハッと」なるまで
10年近くかかっている。
その間、数年に一度聴いていたが、
まるで駄目だった。

しかしCDがモノラルでリリース
されたその時からこのアルバムは
私にとって宝物のような存在に
なったという経緯がある。
あのアルバムは奇跡と言っていい。
しかし、その直後の”スマイル”
は未完成だったわけだ。
天才でも苦悩がうかがえる結果だ。

私が前から疑問なのは”スマイル”
はジャケも完成して
曲目も裏ジャケに印刷されて
いたのだがその曲順で収まるような
マテリアルではない事は今では明らか。
だが本当に1枚のアルバムにする気だったのか?

ブートも今回のリリースもマテリアルは
たくさんあるが
曲ごとの完パケは望めないのでは?
今回の公式リリース、「大量のマテリアル集」
になるのだろうか?
その意味ではしつこいようだが
ブライアン版の”スマイル”
は良くできていた。

”ペットサウンズ”もBOXが
リリースされているが
それを聴いて思うのは、よく1枚の
アルバムにまとめたものだと思う。

”スマイル”は未発とはいうものの
”グッドヴァイブレーション”という
彼らの代表曲を生み出したし、
”サーフズアップ”という名曲も
同様に同じセッションから流用され
BB5の名曲として知られている。

今回のリリースはBB5結成50周年
記念の意味合いも
あり、ブライアン自身、リリースに
関して「とても楽しみ」
とコメントしている。

ブックレット等も分厚いものになりそうだが
オリジナルに付く予定だったLPサイズ
のブックレットも再現してくれるだろうか?
皮肉な話だがこれまでのブートを
凌駕するのはかなり高いハードルだと言える。
研究本も何冊も刊行されてきた。
そういった意味では装丁も内容も
大いに期待せずにはいられない。


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